多くの方々にとって聞き馴染みのある略語「SDGs(Sustainable Development Goals)」につきましては、 以前このサイトでも「 緑花ボランティア育成講習会が開催されました…」でも取り上げさせていただきました。
天王寺区は、大都市の一角として大局的な視点でSDGsに取り組むとともに、区民の皆様一人ひとりの日常生活におけるSDGs推進まで 実のある活動を推進しています。
今回は、これに関連し、先般上本町YUFURA北側広場で「皆さん一人ひとりが実践しているSDGsにつながる取り組み」 についてアンケートが実施されましたので、簡単にここでご紹介させていただきます。
出典:天王寺区HPページ番号:583013
各付箋の内容を眺めてみていかがでしょうか。なんとなく、行政や大企業、あるいは先端技術分野等の範疇にも思われがちな SDGsがこんな身近にあるのか!と感じませんか?
「ポイ捨てしない」「燃えるごみやプラスチックや缶などを分別している」のように従来からモラルの意味でも心がけてきたこと、 「食べられる量だけ買うようにしている」「紙を無駄にしない」のように敢えて労力を傾けることなく実践できること、 「他国の文化や伝統を理解することを心がけている」「差別をしない」のように必ずしも物質を伴うものではないこと等、 あまりにも当然、そう苦労しなくてもできる、絶対そうすべきだと思えることがずらりと並んでいます。
出典:天王寺区HPページ番号:583013
この図はYUFURAで103名の方にアンケート協力いただいた結果です。 「ごみの分別はしっかりとする」「食べ物は食べきれる分だけ買う」「人がいない部屋の照明はこまめに消す」等は、 既に多くの方が実践しておられます。また「マイボトルを持ち歩く」「マイカトラリー(フォーク、スプーンなど)を持ち歩く」等、 ひと昔前だとあまり馴染みが無かったスタイルも浸透しつつあるようです。
そして、少し注目して良いと感じたものの1つが「フェアトレードの商品を購入する」という方が相当数おられたことです。
フェアトレードとは、「公正な貿易」の意味で、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。 貿易は公正であるべきですが、実際には「一方の国は豊かになるが、一方の国は豊かにならない」ことが少なくありません。
今日、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)によって「国際フェアトレード基準」も策定され、 これら取り組みはSDGs目標の達成に不可欠なものでもあります。 私たちの天王寺に「フェアトレードの商品を購入する」という意識の高い方が大勢いらっしゃることは、 誇らしい事実ではないでしょうか。
— 国際フェアトレード基準の原則 —
■経済的基準
■社会的基準
■環境的基準