構想スタートから約40 年。本年2月2日に開館した大阪中之島美術館のオープニング展として 「Hello! Super Collection超コレクション展―99のものがたり―」が開催されています。
6000点を超えるコレクションから約400点の代表的な作品を選び一堂に公開される本展。 開催期間は3/21までとなりますので、ご興味おありの方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
※もちろん、マスク着用、手指消毒、会話は控える等の感染症拡大防止策にもご留意ください。
冒頭でもお伝えしましたとおり、大阪中之島美術館は、着想から約40年を経て今回の開館が実現しました。
大阪市の記録によりますと、昭和58年8月に、大阪市制100周年記念事業基本構想の1つとして『近代美術館の建設』 が掲げられ、長きに渡る取り組みや皆様からのご協力ご支援のもと、平成30年10月に美術館名称が公募により『大阪中之島美術館』 に決定。そして平成31年2月に建設工事着手となりました。
上画像のリンク先ページ 大阪中之島美術館整備計画を閲覧するだけでも、多くの方々の長きに渡るご尽力に頭が下がる思いです。
なお、同美術館の運営にはPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)と言われる事業手法が導入 されています。PFIとは、民間の資金とノウハウ(経営手法、アイデア等)を活用して、公共施設等の設計、整備、運営等を行う手法で、 「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づくものです。
同美術館に関わるPFIにつきましては、大阪市HP 新しい美術館の運営におけるPFI事業の実施方針(案)の公表等をご参照ください。
ここで、1つ大変気になるのが『99 のものがたり』というフレーズではないでしょうか?
実は、この『99』は未完成を意味するものだそうです。本展では、通常見られる作品解説とは異なり、 収蔵品とのかかわりを盛り込んだ「ものがたり」形式による99個の解説で作品が紹介されます。
そして、来館者からもう一つの「ものがたり」を募集してウェブ上で公開。 そう。作品を観た来館者による「ものたがり」が加わって 100 個になることで、展覧会が完成するのです!
開催地
大阪市北区中之島4-3-1
大阪中之島美術館 4、5 階展示室
スケジュール