大阪市は、現行の景観計画により、「風格があり、洗練された」景観、「水・緑が豊かな」景観、「歴史・文化を受け継ぐ」景観、多様な「にぎわい・活気のある」景観といった大阪らしい景観の特徴を踏まえ、本市の景観をより魅力的なものにしていくことを目標に、地域特性をいかしたきめ細やかな景観誘導を推進してきました。
今回の変更は、大阪らしい眺望景観及び夜間景観の形成に向けた提言(大阪市都市景観委員会、平成31年3月29日)を受けて実施されるものです。
2025年に開催される大阪・関西万博や御堂筋での空間再編事業、LEDといった照明技術の急速な進歩などを背景として、大阪の魅力を世界に発信する絶好の機会と捉え、現状の大阪市景観計画を軸に眺望及び夜間景観の形成方針・基準を充実し、市内各所に新たな「名所」を創出することで、市民のシビックプライドの醸成を図り、より優れた景観を創りだし、本市の景観をより魅力的なものにしていくため、景観計画変更素案がとりまとめられています。
大阪城公園周辺やベイエリア、中之島等を対象に、主要な視点場からの眺望・夜間景観を重点的に誘導します。誘導にあたっては、大阪らしい「眺望景観の3つの眺め」や「夜間景観の 4 つのあかり」に沿って景観形成方針や基準の充実を図る。
眺望景観の3つの眺め
中之島の眺め
御堂筋の眺め
大阪城天守閣への眺め
夜間景観の4つのあかり
中之島の夜景
中之島(土佐堀川)の夜景
三休橋筋の夜景
中央公会堂のライトアップ