現在、老人憩の家を含めた地域集会施設は大阪市内に490施設あり、概ね小学校区に集会所1機能、憩の家1機能を原則として整備されています。ここで、老人憩の家と地域集会所との合築施設は「2機能1施設」としてカウントされ、これら490施設(328地域)の利用状況は、「ほぼ毎日」が41%、「週3回~4回程度」が34%と、相当程度の施設意義が認められています。
施設カウントの概念図:この地域は「2施設3機能」
上記のように地域集会施設は一定以上の地域需要がありつつも、老朽化の進行が問題化しつつもあります。全490施設のうち、耐用性が不明な施設は191、耐用年数を超過している32施設、令和11年に耐用年数が超過する施設が175と、さらなる高齢化社会を迎えるには現状以上の施策が必要にもなりそうです。
現在は、施設意義の点から、地域集会施設は「市民局」が、老人憩の家は「福祉局」が改修整備に関わる補助金制度等を担っておりますが、これら制度の一本化や、建替え補助制度の新設などが検討されております。
現在の制度概念
検討されている施策概念