(前)大阪市会議員足高まさし

報告・お知らせ

2022.06.20

緑花ボランティア育成講習会が開催されました(SDGs, Society5.0)。

過期の講習会様子
出典:天王寺区HPページ番号:470891

【植物ってなに?】

【土・肥料と病害虫】

【種から花を育ててみよう!】

【「実習」「認証式」】

6月3日、第2回緑花ボランティア育成講習会を開催されました。 今回の講習会では、SDGs(持続可能な開発目標)にも言及され、この講習会に関わる取り組みが 17つの「持続可能な開発目標」のうち、目標12=『つくる責任つかう責任』及び 目標13=『気候変動に具体的な対策を』 に関連又は寄与し得る旨も解説されています。

SDGsと言うと国家的あるいは大規模組織の取り組みであって、個人レベルではあまり成すべきことが見当たらない と感じられる方がおられるかも知れません。しかしながら、一人ひとりが意識し、何かを始め、これを継続し、拡大して行くことも 大変重要な取り組みだと言えるはずです。

SDGs(持続可能な開発目標)

SDGsロゴ

目標12

目標13

SDGsをご存知の方は少なくないと思いますが、SDGsとは、人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき国際目標で、 2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されたものです。

17のゴール・169のターゲットから構成されたこのSDGs。人類、地球、国際、、、という文字が頻出しますので、私たち個人としましては 日常的にはなかなか馴染み辛いテーマなのかも知れません。

しかしながら主役は「人」です。また、SDGsに向けた取り組みは国家や大規模組織だけが担うものでもありません。 天王寺区では「緑花ボランティア育成講習会」においても、講習会とSDGs目標12目標13の関連をお伝えする等、区民とともにあるSDGsを目指しています。

また、「天王寺区ジュニアクラブ」におきましても、『~持続可能な社会を目指して~』と題した機関紙No.300号の紙面で、 目標12の具体例として『冷蔵庫の中を確認して必要な分だけ買い足す』と宣言しています。 日頃のSDGsイメージと比べると身近に感じませんか? 場合によっては「こんな事でもSDGsに寄与できるのか!」と思う程に。。。

ここでは、「緑花ボランティア育成講習会」と「天王寺区ジュニアクラブ」でのSDGs事例を取り上げましたが、これぞ足が地についた SDGs活動の1つであり、私たちの天王寺はこういった活動をリードするエリアだと言えるでしょう。

Society5.0
~地球の未来をともに切り開こう~

Society5.0は「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより実現する。」という構想で、 SDGsと比べるとやや認知度が低いのかも知れません。

Society5.0の概念図
出典:内閣府HP

第5期科学技術基本計画において、我が国「日本」が目指すべき未来社会の姿として提唱されたSociety5.0は、科学技術政策として 取り上げられることが多く、SDGs以上に身近さを感じ辛い面もあります。

確かに、Society5.0の実現には科学技術のイノベーションも必須であって、これらは専門家に委ねる他ありません。しかしながら、 日本が世界に向けても発信するSociety5.0の主役もやはり「人」です。基盤やツールは専門家によるとしても、これを活用し工夫する のは、国民一人ひとりなのです。

大都市圏にあって伝統や文化も豊かな天王寺区は、教育や支援事業でのIoT導入等においても前進的であり、 皆様のご理解ご協力をともなって、他区・他市町村を牽引できるのは勿論のこと、国際社会に向けてお手本を示すことさえ 不可能ではありません。

「緑花ボランティア育成講習会」からはやや脱線する話題ともなりましたが、SDGsやSociety5.0と言った大規模かつ次世代的テーマ においても、私たちの天王寺区がこれらのリーダー的立場にもなり得ること。そして、皆様がその区に住まわれていることを 再確認いただける良き機会と考え、解説させていただいた次第です。