天王寺区では、地震等の災害に備える知識をより身近なものとしていただきくため、、 防災出前講座などの取組みに加えて、気軽に、そして楽しく学べる体験型の防災講座「学ボーサイ」を実施しています。
日ごろから、「大地震や風水害への備えが必要!」等のメッセージに触れることもあり、かつ、自分自身でも そう認識してはいても、具体的にまず何をすべきか戸惑うことはありませんか?
今回で3回目となる「学ボーサイ」は、「防災ゲームで学ぶ大地震の備え」として、 神戸市で開発されたカードゲーム型の教材「ダイレクトロード」(マンション編)を体験するものです。
「ダイレクトロード」(マンション編)では、大震災に見舞われたマンションを舞台に、 カードに記されたされた情報をもとに、 参加者同士が協力し合い、住民の安否や被害状況を把握し、 高齢者やケガ人に対処しながら、学びを深めていきます。
参加費は無料で、特別な知識や経験は必要ありませんので、どなたでもご参加ください。
■第2回 親子で考えるおうち防災『こどもぼうさいレストラン』
もしもの時に役立つ「食べる備え」を考えるワークショップを開催しました。
■第1回 防災ゲームで学ぶ大地震の備え「災害協力シミュレーションゲーム『ダイレクトロード』」
初の「学ボーサイ」は、「ダイレクトロード」(マンション編)の体験でした。、 ゲームを体験したあと、参加者の多くから「良かった」とのお声をいただき、 「災害時にマンションでのように情報を整理すればよいか分かった」「防災の知識を学べた」などのご意見を頂戴しました。
「学ボーサイ」でも活躍する「ダイレクトロード」は、『ジグソーメソッド(法)』という学習手法が、災害対応の過程に似ていることに着目して、 神戸市消防局職員の方が開発された防災訓練教材なのですが、『ジグソーメソッド(法)』はご存じだったでしょうか?
ジグソーメソッド(jigsaw method)とは、各学習者がまったく異なる領域の知識をそれぞれに学び、それを互いに教えあい、統合するという学習方法である。
ある領域については知っていても、ほかの領域については知らない。そうすると、そもそも理解レベルには差ができている。 また、ある領域を知っているものは、ほかの領域の知識をほかの人から説明された際に、何らかの新鮮なコメントを行える可能性がある。 よって、相互に理解を促進することができるのである。
出典:ダイヤモンド社 人材開発編集部
何やら難しそうですね。ここでは、「この方法を工夫すると、利用者(参加者)が楽しみながら学べるようなツール も出来上がる」程度で十分としておきましょう!もし、ご興味がおありの方は、ご参考までに以下に東京大学のYouTube動画を載せておきます。 もちろん、これらに興味が無くても、分からなくても「学ボーサイ」の体験には何の問題もありませんよ!!
東京大学ファカルティ・ディベロップメント WEEK2 アクティブ・ラーニングの技法 3.ジグソー法